2013年3月10日日曜日

誉めるに超したことはない!?


今回は『ニュースと信憑性』にまつわるお話を紹介します。

新聞から週刊誌からスポーツ誌から口コミまでニュースは様々なメディアで伝わります。
大手の新聞なら割合信憑性があるけれど、「容疑者ついに逮捕」の後に「…か?」と小さく書いてあるようなスポーツ新聞に載っている記事の信憑性低いかもしれません。

ですが、実はどんな情報も時間と共に「信憑性」が変わってくるのです。

これを心理学用語で、「スリーパー効果」といいます。人はある情報を得ると 時間が経つにつれて情報の「内容」のみが記憶に残って、情報にまつわるその他の記憶は薄れてしまう現象のことを言います。

実は、ホストが次々とモテる理由もここにあります。彼らはほぼ例外なく「あなたのことが好きです」「キレイですね」という誉め言葉を連発します。すると言われた女性は「こんな軽そうな人に言われたって…」「どうせみんなに言ってるんでしょ?」と考えます。
ところが、時間が経つとその「信憑性の低さ」は消えていきます。余分な情報は薄れていき、残るのは「好きです」「キレイ」という内容のみなのです。それは確実に言われた人にとって純粋な喜びとなります。

もちろん言われるたびに「あ、この人に言われたんだ」という記憶を思い出すけれど、一度頭に浸透した言葉はカンタンには消えません。「この人に言われたから、やっぱり信用できない」ではなく、「ああ、このキモチいい情報を言ってくれたのは、この人だったんだ」と(都合よく?)考えてくれるのです。

とにかく誉めまくれ! これはホストが伝統的に教わるテクニックです。彼らは考えナシにそうしているわけではなく、本能的に「スリーパー効果」を知っていたのですね。
もちろん「本職のホストみたいにやたらめったら誉めなさい」と薦めているワケではありません。

まとめると、
誉めるのを恐れる必要はありません。どんなに不器用でも、未熟でも、たとえうまく言葉にできなくてもいいから、感じたプラスの気持ちは、必ず相手に伝えること。
これこそが、スーパーメソッド「ダイヤの原石」!

どんな言葉や感情も、相手の中に入れさえすれば、時間と共に少しずつ余分な周囲が溶けて、中身のダイヤが現れる。そして 相手の心の中で輝き続けるのです。

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