2013年3月29日金曜日

泉のように


誰かとのコミュニケーションが、どうしてもうまくいかないと感じるときってありますよね。今回はそんなときに役立つ方法を紹介します。

 誰かに、何かをしてもらって当然。できなかったときは怒る。そんなことを繰り返していては、相手のやる気は少しずつ失われていきます。
 ほら、思い出してみてください。幼いころ、勉強やお手伝いをして誉められたときにとても嬉しかったのではないでしょうか。
 心理学的には、人間がもっとも幸せを感じるのは「相手のプラスの気持ちを表現してもらったとき」といわれています。言い換えれば、相手の「気持ちが見えた」ときにもっとも心を動かされるのです。
 あなたも、自分の抱いた嬉しい気持ちを伝えてあげてください。
「電話をくれて、とても嬉しかったです」
「君のおかげでプレゼンがうまくいって、すごく嬉しいよ!」
 うまく言葉にできなくても、決して恥じる必要はありません。
「何て言っていいか分からないけど…。良かったと思ってる」
 そんな言い方でも十分にあなたの感じている気持ちは伝わるものです。大切なのは、感じているプラスの気持ちを 湧き上がる泉の水のように 外に出してあげること。そうすれば、自然に人は集まってくるものですよ。

少しでも自分にとってプラスに感じることができたときは、とにかく素直に自分の気持ちを表現する! といってもむずかしく考える必要は全くなく、「嬉しい」「悲しい」という言葉を口にするだけでも関係は確実に変わっていく。

これこそがスーパーメソッド「泉の気持ち」!

 よく会社などで、「遅刻ばかりしていては社会人失格だよ!」と怒る人がいます。
 また恋人が電話をくれないときに、「つき合っているのに、電話くれないなんて、おかしくない!?」と責める女性もいます。
 こういう人たちは、自分の感情に自信がないから「社会人としておかしい」「つき合っているのに 恋人としておかしい」というように、「ルール」の面から怒っているのです。
 でも、これでは相手の心に響きません。
 大切なのは、何より自分の気持ちを認めること。
「僕が、遅刻されてショックだった」
「私が、メールがなくて寂しかった」。
 そんな気持ちを感じて、とにかく相手にそれを伝えてあげてください。そしてそのあとに相手が少しでも嬉しいことをしたら、とにかく「嬉しい!」と伝えてあげてください。
 それこそが、相手の気持ちをもっとも動かすことになるんですよ。

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