2013年4月29日月曜日

ウソのよしあし (前編)


オープン・クエスチョン
を使うべきタイミングとは、いったいどのように見分ければいいのでしょうか。相手の心を開き、いい関係を作る方法を考察していきたいと思います。


人は、いくらでもウソをつけるもの。
部長の自慢に対して、「もう聞き飽きたよ…」と思いつつも、「へぇ…。すっごいですねぇ!」
友達の遅刻に対して、「いい加減にしろよ…」と思いつつも、「いいよ、気にしなくて」

ウソをつくという行動は、ほとんど、こんな風に起こっています。
「相手に対してマイナスの気持ちを持っている」(キライ・イヤ、など)
→「それをそのまま表現すると関係がうまく行かなくなる」
→「だから、気持ちとは逆のプラスの言葉を発する」。(スキ・イイね、など)

こんなウソは、人間関係においてとっても重要な役割を果たしています。
これがなければ、ほとんどの関係は破綻してしまうでしょう。

でも…特に夫婦や恋人、仕事仲間などの間で、あまりにこのウソが頻繁に使われたら、どうなってしまうのでしょうか。

その場限りの関係なら、まだ大丈夫です。でも実際に気持ちを隠すことが続いたら、関係は取り返しのつかないことになってしまうでしょう。

覚えておいてください。
「ウソは、短い関係なら円滑にするけれど、大事な関係は必ず破壊する」。

それでは あなたはどういう結論を想像しますか?
「あぁ、大事な関係で、ウソはついちゃダメなんだ」でしょうか?

答えは、「ウソをつかれちゃダメ」なのです。

実は、ウソをつく方は立場が弱い存在であることが多いものです。責められたり、問い詰められたりして自分の立場が危険にさらされたときに、これ以上危険になることを恐れるために、ウソをつくのです。

ですので、そんな状態の人に、「先のことまで考えてウソをつかない」ということを要求するのは、あまりに酷なこと。


だからこそ、気を使うのは、立場的に強い「ウソをつかれる方」なのです。
それでは具体的に、どうすればウソをつかれないようにできるのでしょうか?

次回、ウソを見抜く方法が明らかに!?

2013年4月26日金曜日

心をひらく、魔法の質問 (後編)


YES/NOで答えられる質問ではなく、「どのように?」と答えの範囲を広げるような質問「オープンクエスチョン」。このオープンクエスチョンを、さらに進化させた会話テクニックとはいったい何なのでしょうか?

とにかく最初の質問は、オープンクエスチョンで始めておけば間違いありません。でも最初から最後までオープンクエスチョンを使えばいい、というわけではないのです。

男性「昨日は何したの?」
女性「遊んだよ」
男性「それでどうしたの?」
女性「あと、カラオケに行こうとして」
男性「何でそう思ったの?」
女性「いや、歌いたかったし」
男性「どうして?」

『いつまで聞くんだよ!!』と、さま~ずのあの人に突っ込んで欲しいとしか思えません。

質問には、適切なタイミングがあります。基本的な会話は、相手の話を「受けるだけ」で十分。
「そうなんだ」
「ふうん」
「良かったじゃん」

というように。

そして、「ここ一番」の時に、もう一度オープンクエスチョンを使うのです。
すなわち重要なのは「タイミング」。相手の考えていること、言いたいことを読んで、その先を質問してあげるのです。

それではどんなときが、その適切なタイミングなのでしょうか。

それを考えるために、こんな状況をイメージしてみてください。
シチュエーションは、彼氏と彼女の日常会話。

彼氏「昨日は何をしていたの?」
彼女「えっと、飲んでたかな、リカたちと」
彼氏「どうだった?」
彼女「楽しかったよ…」

ここで、そのセリフにも関わらず、彼女があまり楽しそうでなかったとしましょう。そのときに彼氏は思い出します。
『そういえば、前にリカちゃんとケンカしたとか言ってたな…』 そしてさらに考えを進めます。『もしかして、またケンカしたんじゃ…?』

そこで彼氏は、こう聞いてみるわけです。
「どした? 何かあったの?」

これこそが、もっとも理想的な質問の振り方。それによって彼女は、「やっぱり分かってくれるんだなぁ…」と思うのです。

もし「楽しかったよ…」のときに、実際に楽しそうであれば、話を進めていけばいいだけです。

この例のように、重要なポイントは「タイミング」を見つけること。
でも上のように、完全に彼女に関する心情を理解できることというのは、現実では稀です。
それではそのタイミングを、どのように見極めればいいのでしょうか?

次回予告:質問をするタイミングを判別する簡単な方法があるんです!

2013年4月23日火曜日

心をひらく、魔法の質問 (前編)


ビジネスでも、恋愛でも相手と心を通わせるときに一番重要なのは、『会話』です。今回は、『相手の心を開く会話テクニック』を学んでいきたいと思います。

それでは、クイズから。次のシチュエーションで もっともふさわしい選択肢を選んでくださいね。

(問題)
あなたには、現在とっても気になっている同僚がいます。今日こそは、もっと親しくなるんだ! と意気込んでいます。

さて、最初に相手にかける言葉のうち、一番効果的な言葉は何でしょうか?

1「ね、元気?」
2「調子どう?」
3「コピー取ってくれない?」
4「セクシー心理学、読んでる?」


答えは決まりましたか? 
実はこの選択肢の中で、一つだけ「形式が違う」ことに気がつきましたか? 
それこそが正解なのです。

4番「セクシー心理学…」だけがマニアック? もちろん、そういうわけではありません。

会話はピンポンと同じです。もちろんプロになれば、相手の会話の一つ一つから、その人の傾向や性格を読んでいくことができます。
でもそこまでの自信がないのなら、とりあえず『どれだけ途切れさせないように会話していくか』が、一番大切なこと。それだけでも、相手の心は少しずつあなたにシンクロしていくものです。


精神科・心療内科に限らず、全てのドクターはまず「面接の取り方」という方法を習います。そこで覚える数々のテクニックのうち、もっとも基本といわれているのがカウンセリングにおける必須テクニック「オープン・クエスチョン」。

答えをYES・NOで限定せず、「どのように」など相手に具体的に答えさせていく質問>形式のことです。

この質問は、会話を途切れさせることがありません。このオープン・クエスチョンを続けることで、会話を少しずつ広げていくことができるのです。

選択肢を見てください。この中でオープン・クエスチョンは、2番だけ。すなわちこれが正解。1番、3番、4番は、全て「YES・NO」で答える質問です。これらは逆に「閉じた質問」こと「クローズド・クエスチョン」と言います。

「閉じた質問」の場合、相手はそのどちらかでしか答えることができないので、会話がそこで途切れてしまいます。

まとめると、
会話を続けさせるには、YES・NOで答えられない質問「オープンクエスチョン」を初めに投げかけるとグッド!

次回予告:相手が心を開くだけではなく、さらに「自ら招き入れてくれる」ほどになる心理テクニックとは、いったい何なのか!?

2013年4月20日土曜日

ムチで動かす


 自分の話のみで相手を説得しなければならないのだが、効果的に説得することができない。今回はこんなときに役立つ方法を紹介いたします。

 人は「だから○○すべきだ」と言われると、つい無条件で従ってしまうもの。ですので、もしあなたが相手を説得しているときに、相手が迷っていたり考えていたりするようなら、とにかく最後にハッキリと結論を告げること。中途半端な意見や暗示で終わってはいけません。大多数の人は自分の考えや能力に不安を持っており、他人に指導されることを望んでいるのです。

「車もあるし、楽しいと思うんだけど…。どう…?」
 で終わらず、
「だから、僕と遊びに行こうよ」。

「この案はオススメなのですが…。いかがでしょう…?」
 で止めないで、
「ですので、ぜひ取引をしていただきたいんです」。

 それが、もっとも強く相手の気持ちを導く言葉になるのです。あなた自身が迷っていては、相手の心は動きません。

 もしどうしてもその言葉がいえなければ、こうイメージしてみてください。まずはあなたの中に確実にあるその気持ちを、もう一度考えてみるのです。そして強く、強く、頭の中でその言葉を繰り返してください。
「好きだ…。好きだ…。好きだ…。好きだ…」
 そう繰り返しながら、頭の中で小さなムチを打ち鳴らすのです。ピシ。ピシッ。ピシッ! ビシィ! ビシィッ!! 少しずつその音を大きくして、最後に最大級の音とともに、たった一言だけ口に出せばいいんです。
「だから! 僕と遊びに行こうよ!」
「ですので! ぜひ取引をしていただきたいんです!」

 迷い、不安を抱えている相手はあなたの決めの言葉をもっとも望んでいるものです。徐々に「大」きくなる「女王」のムチで、相手の気持ちを動かしてくださいね。

これこそがスーパーメソッド「女王のムチ」!

大切なのは一つの誘いに色々な含みを持たせないこと。中途半端な持ち方では、気持ちもムチも重く感じるものです。
「好きだ」「誘いたい」「成功させたい」「気持ちを動かしたい。あなただけの想いを、もう一度強く硬く握りなおしてください。それだけで、その握り心地が不思議なほど軽くなるはずですから。

2013年4月17日水曜日

私は○○!


今回は「あの人に声をかけたい」「デートに誘いたい!」と思っても、挑戦せずに逃げてしまうときの対処法をご紹介します。

 『M』というのは「ミドル」の略ではなく、「マゾ」の方。好きになった人に声をかけたい、誰かをデートに誘いたい、新しい企画を提出したいと思う場合は、とにかく「自分はMだ!」と考えるのです。
 そしてさらに、
「その行動の結果、軽蔑されたら快感だ…」
「バカにされたらキモチいい…」
「ヘンな目で見られた、ゾクゾクする…」
 そんな言葉を自分自身に投げかけるのです。
 そうすると、不思議と「気負い」が取れます。

 さらに、
「私はもう、失うものなんて何もない、ボロキレみたいな存在なんだ…。だからこそ、この行動だけは、やってやる…。この行動だけはやってやる…」
 と考えれば、とてもスムーズに行動することができます。

自分のことを『M』だとイメージし、『M』になりきった言葉を繰り返し、積極的に苦痛を楽しむ。そうすれば、こわばった気持ちがやわらいでくる。

これこそがスーパーメソッド「アイ・アム・エム」!

誰かに怒られたり、ストレスを感じたときも 同じように「自分はMだ」と思うといいでしょう。
「もっと、もっと、ののしってください…!」
「もっと踏んで、もっとイジメてください…!」
 そう思えば、確実にあなたのストレスは減ります。
「怒られている…。もっと怒ってください…。あぁ快感…」
 そう考えれば、気持ちがとても楽になるはず。
 何も考えずにただ怒られるより、よっぽど早く気持ちを切り替えられるはずですよ。

2013年4月14日日曜日

筋トレで自信回復!?


こんばんは、ユウです。

ミス続きで落ち込んでいる、自信をうまく回復したい。今回はそんなときに使える方法を紹介します。

 オーバーン大学のタッカー博士は、「ウェイトトレーニング」と「保健学」の授業を受けているそれぞれの男子学生に対して「自己イメージ」に関するテストを行ないました。
 半年後、ウェイトトレーニングを受けている学生は、保健学の学生よりもより高い自己イメージを持つようになったといいます。
 調査の結論は「体を鍛えると、自信も高く持てるようになる」。
これはどういうことなのでしょう。
 筋力トレーニングをしたことのある人なら分かるでしょうが、少し行なっただけでも適度な疲労感と心地よい充実感が湧いてくるのです。また、筋肉痛を感じたら感じたで一種の「限界を破った気持ち」を感じることができます。

とにかくちょっとした筋肉トレーニングをする! 腹筋でも腕立て伏せでもいい、体を鍛えることは気持ちを充実させることにつながる。

これこそがスーパーメソッド「ボディ・アンド・ソウル」!

「自信がない」「自分の力を信じられない。」
 そんな心配を抱えないで下さい。少しだけ、体を動かすだけでいいんです。大切なものは、いつでもあなたの腕やお腹の中に埋まっているんですよ。

 筋力トレーニング、腕立て伏せや腹筋をするときは「目の前に裸の美女・いい男がいる」とイメージすると、より効果があります。腕立て伏せなら 地面に寝転がっている相手。 腹筋なら、あなたの腰の上に座っている相手。
 腕立て伏せでも腹筋でも「キスする!」というイメージを持ちながら、行なってみてください。
 何も考えずに行なうより、よっぽど気持ちが高まるはずです。運動による自己イメージの充実と異性のイメージによる充実。これだけでダブルの効果があります。

2013年4月11日木曜日

落ち込んだときには



今回は落ち込んでしまい、立ち直ることができないときの対処法をご紹介します。

 「神経言語プログラミング」という心理技術の一つに、「アンカリング」というものがあります。
 具体的にどういうものかというと、例えば、自分が楽しかった出来事を思い出すなど、幸せな気分を感じながら、「手を叩く」「指をこすり合わせる」など、何かの行動をしておくのです。そうすると、後で再びその行動をすることで、再びその幸せな気分に浸ることができるというものです。

 そんな「アンカリング」が自然に行なわれるのが、「ありがとうございました」と言うこと。「ありがとうございました」と言うと、何か幸せな気分になりませんか?
 それは今まであなたが「ありがとうございました」と言ったときの幸せな記憶を無意識に思い出しているからです。
 言い換えれば、「ありがとうございました」と「幸せな気持ち」はセットになっていて、すでに何度も「アンカリング」されてきているからです。 落ち込んでいるときには「ありがとうございました」と言い、幸せな気分になり即効で落ち込みから立ち直りましょう。

 つらい気持ちをガマンしてまで必死に何かをする必要は全然ない。それよりもゆったりと幸せな思い出を感じてみる。「幸せな気持ち」とセットになっている言葉、「ありがとうございました」を言うクセをつける。

これこそがスーパーメソッド「言葉のあかり」!

「アンカリング」は更に高めることができます。
 楽しいことをしているときに、その気持ちをじっくりと噛みしめながら、「ありがとうございました」と言えばいいのです。もちろん感謝の対象は、自分を産んでくれた両親や、支えてくれた全ての人たち、そして食べてきた動物たちです。そうすることで、後で「ありがとうございました」と言った時の悦びは、確実に強くなっています。

2013年4月8日月曜日

誘いの奥の手



どうしても相手をデートや接待に誘いたい、セールスや勧誘をしたいのだが、いい方法が見つからないときの奥の手をご紹介します。

 有能なエステ・セールスのプロは、「エステしませんか?」などという野暮な勧誘の仕方はしません。
 「あなたは脚とウェスト、どちらの脂肪が気になりますか?」と、最初から二者択一で切り出します。すると、ほとんどの人がどちらかだと答えます。
そこで、プロはすかさずたたみかけます。ウェストが気になるという客には、「やっぱりね。水着になった時にも目立つし、ウェスト特別コースはどうでしょう」。
 こう誘えば、相手は断りにくくなってしまいます。
 エステもデートの誘いも、相手の答えに「だと思った!」「私も同じだ!」と同意を返すことが重要。人は自分と同じタイプの相手に好意を抱くものです。

まとめると、
誰かをデートに誘いたいとき、「今度の休日、デートしない?」というあいまいな誘い方では、成功の確率はほぼ半々。「休日は飲んで過ごすほう? カラオケで発散するほう?」と、まず二者択一を示す。相手はどちらかと答えざるを得ません。
 カラオケという答えが返ってきたら、「だと思った!」と同意し、「じゃあ、今度カラオケに行こう」と誘えば、次の展開はうまくいく! 

これこそが、スーパーメソッド「2枚のジョーカー」!
 2枚のトランプから選ばせることで、相手は自由があるように感じます。でも、それはどちらでも選んだが最後、あなたの望む結果になるのです。


 ビジネス場面で、相手を接待したいときにも使えます。
 あなた「突然ですが、部長は今週と来週では、どちらの方が時間が空いておりますでしょうか?」
 部長「いや、どっちかと言えば来週だが…」
 あなた「ですよね。それでは来週に一席もうけたいと思うのですが、よろしいでしょうか?」
 部長「あ、あぁ…」
 もちろん、いつでもこのようにトントン拍子話が進むとは限りませんが、ただ単に、「一席もうけたいのですが、いかがでしょうか?」と言うよりも、確実に成功率は高まるはずですよ。

2013年4月5日金曜日

山田先輩の励まし方



今回は憧れの山田先輩を励ましてハートをつかみたいときのテクニックを紹介します。
もちろん、誰かを励ましたいときにはいつでも使えます。画面の前の山田さん、ごめんなさい。

 人から人への語りかけ・行動などすべてのコミュニケーションを 心理学では「ストローク」と呼びます。ストロークには「条件つき」「無条件」のものがあります。

「お金持ちだからあなたと結婚したのよ」等は「条件つきのストローク」。
「失敗したって関係ないじゃん…君は君なんだから」などは、「無条件のストローク」です。
 そして「無条件のストローク」の方が相手に対して強い癒しと安らぎを与えるといわれています。

 このことは「がんばって」「がんばりすぎないで」という言葉にも当てはまります。「がんばって」という言葉から「がんばらないと、あなたはダメなんだよ…」というイメージを無意識のうちに受けてしまう人もいるのではないでしょうか。またどうしても「がんばって」には、「外から声をかけられている」というイメージがあります。
 これに対して「がんばりすぎないで」は確実にプラスな気持ちを伝えることができます。さらに伝えられた人はリラックスして仕事にのぞむことができ、あなたという安らぎを確かに感じ、あなたに強い好意を抱いてくれるはずです。

ある程度親しく好きな相手に『がんばって』というくらいなら、『がんばりすぎないで』と言ったほうが数倍グッド。「あなたはいつもがんばっている」と相手の自尊心を満たすことができると同時に、「がんばらなくても、あなたには価値があるんだよ」という気持ちも伝えられる。

これこそがスーパーメソッド「ドント・ファイト・ベッド」!
「がんばってもがんばらなくても、あなたのことが大好き。」そんな柔らかな気持ちは、ベッドのように相手の心を包むもの。ぜひ、試してみてくださいね。


「がんばりすぎないで」と同じような言葉に「無理をしないでね」があります。ですが、実はこちらはあまりいい言葉ではありません。
 なぜなら、これは「あなたはいつも無理をしている」、そして「もう限界なんだから…」という言外のイメージを伝えてしまうからです。気をつけてくださいね。

2013年4月2日火曜日

眠りたいけど眠れない


寝付きが悪い日ってあると思いますが、プレッシャーを感じたりすると更に眠れなくなりますよね。今回は「どうしても、どうやっても、眠れなくて困ってしまうとき」に役立つ方法を紹介します。

 魔法使いが現れて「あなたの願いを、何でもひとつ、かなえてあげよう」と言ったら、何と答えますか? 「お金持ちになりたい」「永遠の美貌を手に入れたい」「ハーレムが欲しい」等々。このとき「眠れなくてつらい」「どうにかして眠りたい」という人でも、即座に「眠りたい!」と答える人はほとんどいないのではないでしょうか。

 そう、「眠りたい」という望みは、心の底から一番望んでいることではないのです。
 シンデレラは母や姉にいじめられて、辛い毎日を送っていましたが、魔法使いに「いじめられないようにして下さい」とは言わず「お城の舞踏会に行ってみたいの」と願いました。
 つまり 人の真の願いは、今の苦しみを遙かに越えたところにあるのです。だから眠れないときには、真の願いを、ひたすら心に念じるのです。そうすれば、気持ちは安らいで、気がつけばすでに朝ということに。

 「眠りたい」ということは、眠れないと仕事がうまくいかないのではなどと思い、それが続くと「夢が達成できない」と無意識のうちに連想されているから苦しいのです。真の願いで頭をいっぱいにすれば、夢に確実に近づき、「眠らなければ」という気持ちから、心は解放されるのです。

眠れないと思ったとき、今自分が一番望んでいることをひたすら願う。その夢が頭の中からあふれ出るくらい、そのことだけをひたすら願い続ける。

これこそがスーパーメソッド「シンデレラの願い」!

 「眠れない」ときだけではなく、苦しくなったら いつでも「シンデレラの願い」を。
 夢さえ叶えば、今の悩みなんて何の意味もないのです。
 直径10mくらいの大きな岩を想像してみて下さい。岩は木々を倒して、坂をドンドン転がっていきます。何があっても、海というゴールに向かって進み続け、決して止まりません。
 その岩はあなたの姿!毎日、その姿をイメージしてみてください。