2013年9月19日木曜日

入ってきたら、あなたは…。



 

 

みなさん、カラオケはお好きですか?

 

 

ところで、店員さんがドリンク等を運ぶために、カラオケルームに入ってくると、それまでノリノリで歌っていても、一旦 歌を中断したり、ちょっと小さめの声になったりすることがありますね。

その逆に、店員のことなど気にせずに、歌い続ける人もいる。


ここには一体どういう心理が働いているのでしょうか。

 

 

 

 

カラオケの場合、仲間内に歌を聴かれているのは良くても、突然あらわれた店員さんに歌を聴かれるのは、なんか気恥ずかしいところがありますね。


これはいったいどうしてか?


それを説明するのが、「内集団」「外集団」という考え方です。

 

 

「内集団」とは、自分と同じグループ。

「外集団」とは、自分とは違うグループのことです。

 

 

「一緒にカラオケに入る」「一緒に歌う」という行動は、共有意識を作ります。

それこそが内集団。

この中にはいることで、人はちょっとした「守られている感じ」を得ることができます。

 

 

よって、「店員さんが来ると歌うのをやめてしまう」というのは、「守られている感じ」があってはじめて、歌うことができているということ。

店員という外集団の人の前では、歌うのを恥ずかしいと感じ、ためらっているわけです。


そういう人は仲間内への連帯感も強いので、


「えー、あの人のことなんか好きなのー? やめておきなよー!

 実は○○ってウワサだよー!」


と言われたりすると、


「そ、そう~!? そうよね! 私も実はそんなに好きじゃないんだ!」

と言ってしまったりするタイプです。


時には、自分の思ったように行動してみてもいいのではないでしょうか。

 

 

 

逆に「店員さんが来ても関係なく歌う」というのは、ある意味自分の行動に、自分で自信を持っている証拠。


内集団だろうと外集団だろうと、関係なく自分をアピールできる人です。

集団に対する連帯意識はあまり強くないでしょう。

 

 

 

まぁでも、店員さんが来ると歌うのをやめてしまうというのは「ドアが開いたため、音が外に漏れないよう気を使った」ということも考えられます。

そういうタイプのカラオケボックスで、店員さんが来ても歌うのをやめない人は、ちょっと周りが見えてない人かもしれません。

 

 

ところで、声を小さくしたり、歌うのをやめてしまう人にアプローチしようと思ったら、友人同士の根回しが効果大かも。


将を射んと欲すれば馬を射よ


頑張ってください。

 

 

 

ちなみに「内集団」「外集団」というのは説明するために出した概念で、どちらの選択肢によって、内集団タイプ・外集団タイプというものではないのでご注意ください。

 

 










イラスト…ソウさん

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